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書簡 その179 新しい発見

実は先週、大腸の内視鏡検査を受けたのですが、ポリープが見つかり、切除したんです。良性の物で心配ないとの事。

「じゃ」と帰ろうとした所、出血があるといけないからと、泊められてしまったんです。

まぁ、無事退院したのですが、食事中よく噛む様、強く申し付けられ・・・今まで江戸っ子は早飯が当り前。

「物をクチャクチャ噛むなんて、みっともねぇ。でいち粋じゃねぇ」まして食事中に喋るのは行儀が悪いと躾られた世代です。

これには参りました。しかし新しい発見がありました。

食べる事に集中していた、と言うより二、三回しか噛まないで飲み込んでいた時は、喋る暇はないし、新聞を読む余裕などなかったんですが

噛む時間が長いと、間が持たないんです。

新聞を読んだり喋ったり、これが体に良いかどうかは別にして食事中喋りあっている人達は良く噛んで楽しんでいることがわかりました。

この年になって、しかし慣れないので大変です。

外国人は腸が短いから、良く噛むんですかねぇ。その為、食事中、喋ってるんですかねぇ。

習慣って必要に応じて生まれるんですねぇ。あんまり噛んでると腹が膨れて沢山食べられないんです。

ダイエットには良いかなと思ったんですが、吸収が良くなって結局は同じ事かもしれませんねぇ。

病院食なんて初めてのことがあると、見方が変わって、新しい発見があるようです。

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