top of page

書簡 その162 会津若松の思い出

津々浦々で会津若松の話をしたら、以前「会津士塊」や「山本覚馬」など会津藩に纏わる芝居で訪れたことを思い出した。

山本覚馬の父親役で行ったときには、大変なもてなし。

当時、飯盛山を守る名物おばあさんがいたのだが、この人、スターさんをさておき、覚馬の親父の僕を大歓迎してくれた。

次に訪れた時の僕の役が岩倉具視。

芝居前に会った時には「良く来たね」と迎えてくれたのに、芝居後に声をかけたら、そっぽを向かれてしまった。

終演後、ホテルに帰る途中、何処からか石が飛んできたのには驚いた(ホントです)。

会津人の気風を語る一番わかりやすい話かもしれない。

閲覧数:9回0件のコメント

最新記事

すべて表示

書簡 その180 おねがい

数年前から何人かの仲間とタンポポの変り物を探しています。 江戸時代の名鑑にタンポポの変り物、管花や色変り(白、緑、朱金など)、葉の斑入りなどですが、現在は絶種。なかなか見つかりません。 探すと見つからないのに、歩いている時、ひょっと出会ったりする事があります。その時はぜひ知らせて下さい。 なんとか江戸時代の名鑑を復活させたいと思っています。発見者の名前も残します。 今まで集めた何点かは、そのうち写

書簡 その179 新しい発見

実は先週、大腸の内視鏡検査を受けたのですが、ポリープが見つかり、切除したんです。良性の物で心配ないとの事。 「じゃ」と帰ろうとした所、出血があるといけないからと、泊められてしまったんです。 まぁ、無事退院したのですが、食事中よく噛む様、強く申し付けられ・・・今まで江戸っ子は早飯が当り前。 「物をクチャクチャ噛むなんて、みっともねぇ。でいち粋じゃねぇ」まして食事中に喋るのは行儀が悪いと躾られた世代で

書簡 その178 単騎・千里を走る

映画「単騎・千里を走る」を観た。 登場した高倉健さん、皮膚感、風貌が漁師そのもの。 九州男児の高倉さん、年を重ねて、ガンコな漁師みたいだな、と思ってみていたら漁師の役だった。 これを観ただけで、この映画を観た価値があると思った。が、悲しいかな客は僕を入れて十人。映画の良し悪しと観客動員は別物だと思い知らされた。 中国の背景も素晴らしかったのに・・・。

bottom of page