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書簡 その197 おかしな監督の映画祭

調布グリーンホールへ、おかしな監督映画祭を観に行った。

10分程の作品を、ベテランからデビュー前の15人の監督が出品。

観客が投票でグランプリを競うのだ。

ドキュメントタッチのリアリティのある作品から、新しさについていけないというか、僕には理解できない様な作品まで様々。

残念ながら僕の投票した作品は選ばれなかったが、楽しかった。

それにつけても最近は映画を観ると、亡くなった方々を思い出す。

先日は「武士の一分」を観ていて何故か三隅研二監督のことを思い出して懐かしんだが、今日は勝新太郎さんのことを思った。

もしこの会場に来ていたらきっと「お前達ね」と云って、壇上にあがり映画についての一席を語ったに違いない。

そんなことを考えながら帰途についた。

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