top of page

■書簡 その92 翡翠展

上野の科学博物館に翡翠展を見に行く。以前、開高健さんが言った言葉を思い出した。「最近、何を食べてもうまくない。

世の中の知らなくても良いことまで知ってしまうと、どうも感動がなくなる」。

僕は食べ物は何を食べてもうまいと思うのだが、見るものに対しては感動が少なくなったのは確かだ。

特に自然からとれる物は資源不足か、良い物が少なくなっているようだ。

閲覧数:1回0件のコメント

最新記事

すべて表示

■書簡 その100 ガンガン

ハリウッドも絶賛した、日本式屋外暖房器具。というと聞こえがいいが 石油缶の横に穴を開けて炭で火を熾したものですが、ロケの時の必需品。 火力が強く、皆で四方を囲んで暖を取れる。どんな文明の利器よりも便利で役に立つ。 日本にロケーションに来たアメリカのロケ隊が現在もハリウッドで...

■書簡 その99 東映映画撮影所

天気が味方してくれて15日の撮影が繰り上がって、僕の出番は完了。「お先に」と云って帰る時の気分の良い事。 それはさておき、水戸黄門のクライマックスには殺陣もあります。そして印籠。このシーンをラスタチと言います。 何の事はない。ラストの立ち廻りだからラスタチ。(時代劇の最後の...

■書簡 その98 水戸黄門撮影

東映京都撮影所に着いてカツラ合せを済ませると、予定変更。 夜間撮影でセットに入るという。早速「水戸黄門」の撮影に入る。 (第十二話・松前)僕の役は松前の物産問屋・川浜屋の主人。悪徳商人である。 ゲスト主役に林隆三、お代官には亀石征一郎。皆さん元気いっぱい。...

Comentarios


bottom of page