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■書簡 その69 穴熊鍋

  • 執筆者の写真: 森章二
    森章二
  • 2021年6月17日
  • 読了時間: 1分

津久井の友人から、「猟が解禁になったので早速出かけたらアナグマが捕れたので鍋にしたから食べにこないか」と電話があった。

アナグマはまだ食べたことがない。餌に釣られて飛び出した。挨拶もそこそこに食卓へ。

昨日撃った鹿の刺身に穴熊鍋。鍋は味噌と醤油で味付けしてあるが冬眠前の獣の肉は脂でギタギタ。

匂いはあるが弱く、嫌な臭いではない。鍋と言うより煮込みの感じ

。「いただきまぁす」「うん」「うまい」肉は上質の牛スネ肉を煮込んだ様な食感で美味(珍味)である。

ただ骨が箸の先位の細さで、これは何の肉だろうと言う感じ。脂がすごいのでたくさんは食べられないが、体は温まる。

「この辺じゃこういう物を食べているから一年中風邪ひとつひかねえんだよ。こん次は猪鍋にするべ」テレビの健康番組のような会話をして帰って来た。

おみやげをしこたま戴いたのはいうまでもない。ゴチソウサマデシタ。

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