■書簡 その50 秋の虫
- 森章二
- 2019年9月16日
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秋も半ばに掛ると云うのにまだ夏日の記録の話がある。秋を想わせるのは虫の声だけ。紅葉前線も例年より遅れそうだ。 虫の声と云ってもコオロギが主流であとは樹の上の外来種アオマツムシ位か。 僕達の子どもの頃は都心でもキリギリス、マツムシ、クツワムシ、スズムシ等 、歌に出てくる虫の外にカネタタキやクサヒバリと云った虫達がたくさんいて、いろんな方法で虫取りをしたものだ。 虫籠をかついだおじさんが売りに来たりもした。 そんな秋の虫が今は絶滅危惧種に入っていると云う。風流なものが減って行く。
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