■書簡 その45 新聞のコラム・・我慢と辛抱
- 森章二
- 2019年9月16日
- 読了時間: 1分
僕は新聞のコラムを読むのが好きだ。先日も面白い記事を見つけた。 「我慢」を辞書で引くと「辛抱すること」と書いてあるが、我慢と辛抱は違う というのである。 僕も違うと思うし、芝居の中の台詞で使うとき、我慢はこらえるとき、辛抱は耐えるとき と使い分けていた。 この違いが言葉の文化だと思うし、作家達はそれを大事にして来たと思うのだが・・・ 芝居世界でも言葉の使い分けが出来なくなってきている。たとえば僕達がよく使う言葉に「練習」と「稽古」があるが、この区別がつかなくなってきた。 練習とは同じことを繰り返し修練することで、一人でも出きること。稽古は、付けてもらうことで、一人ではできないのである。 練習は家ですることで、稽古は稽古場でするのである。と思うのだが。
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