■書簡 その42 秋の気配
- 森章二
- 2019年9月16日
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大阪・御堂筋では、お盆を過ぎた頃にピタリと止んだセミの声が、我が家の周りでは、まだ聞こえてくる。 夏の終わりを告げるツクツクボウシやヒグラシに混じってアブラゼミやミンミンゼミまで。しかし夕暮れと共にコオロギを中心としたムシの声が始まる。 我が家のスズムシは9月の声を聞くと絶えていった。例年よりひと月早いが、春の羽化が1ヶ月早かった為か。猛暑の所為か、植物の様子もおかしい。 お彼岸頃に咲き、毎年ほとんど狂いのない「ヒガンバナ」が今年はもう咲いている。 家でも鉢植えにしている鹿児島産の、咲き始めは薄いピンク系オレンジ色で、やがて 白く変わる彼岸花も、もう白く変わりつつある。 今年こそは、信州・箕輪町のピンク色の「そばの花」を観に行くつもりだが、うまく出会 えるだろうか・・・。
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