家康の椿好きから始まった、江戸の園芸は、全国の大名が競って珍品を集め、献上する様になり、牡丹・梅・躑躅(ツツジ)・タチバナ・菊 花菖蒲・桜草・細辛・万年青・松葉蘭・風貴蘭・長生蘭・・・と名鑑のあるものだけでも数え上げれば大変だ。 それが現在まで続いているから驚きである。僕の写真館の花も「セッコク」という日本の蘭だが、 この葉変わりを集めたものが長生蘭と称して江戸時代から続いている古典園芸品のひとつである。 江戸時代の園芸ブームはすさまじく、珍品を持つ大名は御留花(おとめばな)と称して門外不出。 金持ちの商人は、金生樹(かねのなるき)と呼ばれた。タチバナに二千三百両(約1億円!)という史上最高を付け、 利殖目的とした人々がさらなるブームを起こし、文化・文政期にその最盛期を迎えたといわれる。 天保時代には斑入りの万年青を10両で買った人が、数日後に70両で転売、頂点には300両に達したといわれる。 ウチョウランブームと瓜二つ。こんなところにも 歴史は繰り返されて、驚くばかりです。
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