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書簡 その210 蝉

今年の異状気象は身近にいる小さな生物にも変化がおきている。

例年5月に孵化するスズムシが今年は4月に孵化して今はもう虫の息。

か細い声で、もう長くはない・・・(書いている間に聞こえなくなった・・・)

楽しみが二週間くらいで終わってしまいそうだ。

一番ヤキモキしたのは蝉だ。僕は子どものころから蝉が好きで、啼き声には敏感だ。

東京ではまずニイニイゼミが啼き出して次にアブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシと続く。

そして最後にヒグラシのカナカナカナ・・・・・で幕を閉じると定まっていた。

ハルゼミや夏の盛りのクマゼミは地方に出かけた時の楽しみだったが、最近はクマゼミは代々木公園や新宿辺りで耳にすることがある。

これも温暖化の影響と思われるが・・・。

今年はニイニイゼミの声が聞こえず他の蝉も、お盆までは、まったく音無しで、どうした事かと思っていたら、今処にきて大発生。

アブラゼミとミンミンゼミ、ツクツクボウシが大合唱。それも今まで聞いたことのない大音声でビックリした。

子どものころ箱根あたりでクマゼミのうるさい程の大合唱に驚いたのを思い出したが、その比ではない。

何か起こらなければ良いのだが・・・と思う程の異変である。

これが逢れた夏を惜しむ大合唱なら良いのだが・・と思うばかりである。

そう言えば、今年の6月、青森巡りをしているときに、行く先々でハルゼミの大合唱に感謝したのを思い出した。

ヒグラシの声はまだ聞こえないが、夕方になると秋の虫の声が聞こえてくるようになった。

まだまだ暑い日が続くようですが、秋は確実に来ています。夏の疲れに負けない様、食欲の秋を迎えてください。

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