高尾の駅前にある多摩森林科学園には、全国各地の珍しい桜を集めた保存林がある。
元々は森林・林業・木材産業の為の国立研究所であったが、平成13年に独立行政法人森林総合研究所として発足。
一般公開されるようになった。
この桜の保存林は昭和41年に設置され、江戸時代から伝わる栽培品種や天然記念物に指定された品種約250種を集め
、分類の見直し、保存の方法などを研究している。
二月の末ごろから五月中旬まで色々な桜を楽しめるので時々訪れるのだが、やっぱりこの時季が一番。
今年の桜は早かったが咲き出してから寒気が入り込んだため、長持ちした。
そして急に温度が上がって透きの品種が咲き始め同時期にいろんな花が見られた。
それにしても今年は日本にいるとは思えない花模様だ。
桜のほかにもモモ・レンギョウ・ヤマブキ・ムラサキシキブハナカイドウ。
地表ではスミレ・タンポポ・シャガからハナショウブまで、街路樹ではコブシが残っているところにミツバツツジ・洋種のシャクナゲ・イチョウが芽吹く。
かと思えばハナミズキが咲き出しツツジ・サツキまで色を染めて百花繚乱。
早春と初夏が一緒に来て楽しいというよりちょっと気味が悪い。それに気温の変化に身体が付いていけず、体調を崩す人も多いのではないか。
そんな思いが先立ってしまった。
日本人は桜好きが多い。平日だというのに沢山の人出。皆、笑顔で歩いている。余計な心配するより明るく楽しもう。
そして、今年の桜のように、長持ちする様、頑張ろう。
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