ボストン美術館所蔵・肉筆浮世絵展「江戸の誘惑」を江戸東京博物館に観に行った。
本当に久しぶりに「良いものを観た」という気がした。
文化財の海外流出を嘆く以前に、これだけの物が海外で保管されていた事にまず驚いた。
明治初期に、ボストンの医師ウイリアム・スタージス・ビゲローが日本で40数年かけて4千点の絵画と3万点の木版画を収集。
後にボストン美術館に寄贈。管理の行き届いた施設で長い間保管されていたものが、今回、100年ぶりに里帰り、一般公開された訳だが
海外での美術品に対する思いと大切さを改めて感じた。今回の出品作品・肉筆浮世絵70点。
どれも一度は名前を聞いた事のある作品揃い。繊細さと華やかさに吸い込まれた。
午前中にちょっと観てと気軽に出かけたのだが、絵に造詣の浅い僕が、飯を食うのも忘れて見入ってしまった。
平日だというのに、大変な人出。普段なら嫌になるところだが、これだけの人が関心を持っていることが何か嬉しかった。
「百聞は一見にしかず」ぜひ、観に行ってほしい。見なきゃ損!。12月10日まで開催。
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