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書簡 その192 豆腐の日

中語の准南地方で作られた豆腐が遣隋使によって日本に伝わり、高級食材として食され、江戸末期になって庶民の食べ物として花開く。

そして天明二年(1782年)「豆腐百珍」が大阪の醒狂道人によって編集された。

この本が昭和49年に阿部孤柳、辻重光両氏によって「とうふの本」として生まれ変わった。

20数年前にこの本のことを知って捜していたのだがめぐり合うことができなかった。

それが今年、ひょんなこと事から親しくしている豆腐屋さんが持っていることがわかって読むことができた。うれしかった!

今、健康食品として海外から見直されブームになっている豆腐、その絞りカスといわれる「おから」、「うの花」と呼ばれ庶民の食べ物だった。

うの花のウツギは幹の芯が空洞、からっぽ。だから「おから」。そして包丁が要らないので「きらず」このおからに残る栄養素は多大。

そんなおからが産業廃棄物とは、もったいないと始めた「おから茶」。

ラジオ「森に耳あり、章二に目あり」で話をしたら問い合わせが多く、健康に関心のある人が多いのに驚いた。

せっかくだから、書いておきます。

フライパンを熱しそこにおからを入れます。煎るのが大変なので三分ほど電子レンジでチンして水分を飛ばすとラクです。

それを焦がさない様にかき回して、こんがり色づき香ばしい匂いがしてきたら出来上がり。

大さじ山盛り一杯を一人分の目安にして急須に入れ熱湯を注ぎます。湯飲みに入れればおから茶のできあがり。

栄養吸収もさることながら腸の掃除とても良いとか。

僕の健康法の一つです。注意することは脂肪分が多いので、酸化しやすい事。

作った物は冷蔵庫で保存することと、3日位で飲みきること。

入れたお茶が濁ってきたら酸化してきた証拠。飲むのをやめてください。

産業廃棄物の消費に協力して健康になろう!

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