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書簡 その175 無題

人間、期待しないときに思わぬ物を見ると、強い感銘を受ける。

同じものを見ても、その時の状況で違ったものを見ている気分になったりする。人間感情とは不思議なものだ。

昨年、本郷弥生町の竹久夢二美術館へ行った時は期待が大きかった為かイマイチの感があったが、

昨日散歩の足を延ばして八王子市夢美術館を覗いたとき、偶然に「夢二の夢展」というのを開催していた。

充実した展覧会で出品作も多く感動したのだが聞いてみると大半の作品は本郷の竹久夢二美術館所蔵の物だという。

あの時と精神状態がそれほど異なる

とは思えないのだが、この違いは何なのだろう。期待感の為せる業か。

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