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書簡 その146 きらず

言わずと知れた「おから」の事だ。僕の住んでいる処には、毎週火曜と木曜に、府中市の豆腐屋さんがラッパを吹いて回ってくる。

謹厳実直な親父は、何丁も買おうとする客に「ウチの豆腐は昔ながらの手作りで防腐剤を使っていないので長持ちはしないので

たくさん買わないで下さい」などと言う。そんなところが好きで親しくしているのだが、ある日のこと「おから茶って知ってますか?」と聞かれた。

「話には聞いています」と答えるとうちの田舎(新潟)では、腸の油を落とすといって昔から飲んでいるが香ばしくておいしいですよ、と言う。

作り方は、水分が飛ぶまで空煎りするだけ。後はお茶と同じように飲めば良いそうだ。

ただし、煎るのに時間がかかるし大変で、今はあまり作る人がいなくなったとのこと。

それでも身体に良くて美味と聞けば、見過ごしにはできない。おからはタダだと、ごっぞり持って来てくれた物を鉄鍋で煎る。

量が多かったのか、コンガリ色付いてサラサラになるまで小一時間。付きっ切りで掻き回して手首が痛くなる。なるほど、こいつは大変だ。

早速、お茶を入れる要領で出して飲んでみると、味わいのある旨さだ。

続ければ体調によく、スリムになれるなら、一石三鳥、せっかく作ったんだし、続けてみよう。

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