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書簡 その141 枇杷葉湯

この時期になると、江戸の風物詩、枇杷葉湯売りのことを思う。

昔、渡辺安孝さんという、新国劇の番頭さんがいて「江戸の物売りの声は八百ある」といい、色々聞かせてもらったが

枇杷葉湯売りの売り声は聞いたことがない。

それが残念だと思いながら、津久井の友人宅に、枇杷の葉を採りに行く。夏バテ予防に即効性があり、胃腸の働きを活発にするといわれ、

この時期たまに飲むのだが自分で作った事はない。今年は挑戦してみることにした。

注意することは、若い葉は毒性が強いので、必ず古葉を採ること。

水洗いして、裏表を丁寧に水気を取って、カラカラに乾かして細かく刻み、お茶と同じように焼湯に入れて飲む。オレンジ色の液体は美しい。

効果が強いので、一日三杯以上は飲まないこと。沢山もって帰り、早速水洗いを始めたが、採り過ぎて、腰が痛くなった。

手作りは本当に大変。買った方がよかったとグチリながら、なんとか干しにかかる。乾けばできあがりだ。

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